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MotoGP アラゴン [MotoGP]

富沢選手に対する黙祷から始まったアラゴンGP。
ロレンソ選手が、以前同じゼッケン番号48を付けていたという縁で特に親しかったという事を知り、彼が今回富沢仕様のヘルメットをかぶるに至った理由がわかった気がした。

さて、125ccは、今週末ずっと速かったマルケス選手がスタート直後の1コーナーで他車につっこまれてコースアウトし、そのままリタイアという予想外の始まりで、ポール・エスパロガロとニコラス・テロルの一騎打ちが最終盤まで続き、最後の最後にエスパロガロがかわして、久々の優勝を飾った。これでポイント争いは13ポイント差に3人という事になり、まったく分からなくなった。

Moto2は、ポールポジションからスタートのイアンノーネが好スタートを決め、一度も先頭を譲ることなく悠々の優勝。今シーズン、ジャンプ・スタートやイエローフラグ無視の追い抜きなどで3回ピットライドスルーペナルティをくらっているため、ポイントランクではエリアスとの差が広がってしまったが、中盤以降の速さは本物だろう。そのエリアスは12番グリッドからのスタートで、序盤はさらに後ろに下がっていたが、それでも徐々に追い上げて、最終的には4位に入った。粘り強さというか、安定感が抜群。

MotoGPは、スタート直後こそロレンソがストーナーとの接戦を演じたが、今回のアラゴンのバックストレートでのYAMAHA M1のスピード不足はいかんともしがたく、ポールスタートのストーナーが今季初優勝。2番手スタートのペドロサはスタート直後にポジションを落とした後追い上げを見せたが、残り5,6周でタイヤが終わってしまったか、追い上げ切れなかった。終盤のレースの興味はロレンソとヘイデンの3位争いと、スピーズとドビジオーゾの5位争いに移ったが、ファイナルラップのバックストレートの入り口でうまくインを攻めたヘイデンが前に出て3位、久々の表彰台。ドビジオーゾは攻めすぎたのかファイナルラップで転倒リタイアとなった。ロレンソとペドロサのポイント差は56ポイントにまで縮まった。

今季はハンガリーGPの予備として開催されたアラゴンGPだったが、このサーキット、前半のテクニカルセクションの後半のロングストレートの組み合わせに、高低差をいかした面白いコースで、来季以降の開催が望まれる。
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富沢選手のご冥福をお祈りします [MotoGP]

今日のMotoGPサンマリノGPで、Moto2クラスのレース中に、高速コーナーで転倒し後続車に轢かれてしまった富沢祥也選手が、搬送先の病院で、日本時間21:20に死亡が確認されました。
今日は生中継を見ていて録画していなかったので、クラッシュのシーンを再度確認することはできないのですが、転倒直後、路面に叩き付けられて、数十メートル転がっていくところで、既に意識がなかったようで、人形が転がって行くかのような映像でした。これはまずいなと思い、その瞬間は、当然レッドフラグが出てレース中断になるものと思いました。しかしレースは続行され、富沢選手が担架で運ばれるシーンが映りました。

その後のMotoGPクラスのレース中に富沢選手が死亡したとのニュースが流れました。

富沢選手は、昨年から250ccクラスに参戦していて、今年から始まったMoto2クラスの初戦でいきなり優勝して注目を集めました。今季中盤はなかなか上位の成績が挙げられませんでしたが、今日のレースは序盤から先頭争いをしていました。レース中盤にちょっと順位が下がり始めたなと思っていたところでのクラッシュでした。高速コーナーの外側の縁石から少しはみ出して、ハイサイド気味にいきなりバイクが横向きになり路面に叩きつけられ、ほぼ同時に後続車に轢かれてしまいました。挽回しようと攻めていたのだと思います。

十数年ほどMotoGP(昔はWGP)を観戦していますが、レース中の事故で亡くなったのは加藤大治郎選手以来だと思います。阿部典史選手は、公道での交通事故で亡くなりました。日本人以外の選手については情報が入らないのかもしれませんが、前途有望な若手ライダーが命を落とすのは本当に悲しいです。二輪レースに事故はつきものとはいえ、このような大きな事故が繰り返されないことを祈ります。

富沢選手のご冥福をお祈りします。合掌。

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ロッシ ドゥカティへ移籍 [MotoGP]

昨日のチェコGPの終了後、ロッシが移籍の発表をしたとのこと。
2004年シーズンから7シーズンヤマハのファクトリーチームに在籍し、それまでしばらくホンダの君臨を許していたヤマハに数々のタイトルをもたらした。
今季は地元のイタリアGPのフリー走行での転倒で骨折を負い、驚異的な回復でドイツGPから復帰したものの、ロレンソの好調もあって、もはやタイトル争いに加わることは不可能な状況。
年齢的にもそろそろキャリアの締めくくりを考えての決断だろう。イタリアメーカであるドゥカティで、過去のパターンで移籍2シーズン目のタイトル獲得がなるのかどうか注目していきたい。

今年はストーナーが早々とホンダへの移籍を発表したこともあり、来シーズンのシートを巡る動きが早い。

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MotoGP ドイツグランプリ [MotoGP]

イタリアGPのフリー走行で転倒し、腓骨の開放骨折を負ったロッシが、それからわずか40日後のドイツグランプリで復帰しました。しかも、ただ走っただけでなく、最後まで表彰台争いをしたというのは、まったくの驚きでした。すごい男です。

このレース、9周目に多重クラッシュからレッドフラッグ中断となり、21周での再レースとなりました。
再レースでも始めペドロサが前に出、それをロレンソがかわしてしばらくペドロサが追走していました。しかし、ペドロサがロレンソをかわして再度前に出ると、一気にペースを上げ、一周0.3秒ほどロレンソよりも速いラップを刻み続けました。2秒ほど開いたところでロレンソも2位キープに移り、興味はストーナーとロッシによる3位争いに移りました。

追い上げるロッシの方がペースがよく、一度追い抜いた後は差が広がるかと思いきや、ストーナーも粘って離れず、ラスト3周で一度追い抜き、再び追い抜かれて迎えた最終ラップの最終コーナーで、インにつけたストーナーがそのままチェッカーフラグを受けて表彰台を確保しました。最後の場面は、ロッシの負傷がバイクのコントロールを乱したようにも見えました。

優勝したペドロサは、優勝する時のパターンが、先行逃げ切りが多く、一度先頭を譲るとなかなか勝てませんでしたが、今回は速さが際立っていました。優勝してもめったに笑顔を見せない彼が、会心の笑みを見せていたので、本当に満足できるレースだったのでしょう。

125ccクラスは、ウェット宣言の中スタートし、序盤はレインタイヤを選んだライダーが先行しましたが、みるみる路面が乾いてタイヤがなくなり、スリックタイヤのライダーに抜かれました。優勝争いは4連勝中で5戦連続ポールポジションとめきめき強さを増しているマルク・マルケスと、ポール・エスパロガロに絞られました。画面で見ていても、年下ながらマルケスの方が安定しているように見えました。結局ラスト3周でエスパロガロが転倒・リタイヤとなり、マルケスが堂々の5連勝を決めました。
7番手スタートだった小山は、終盤まで3位争いを繰り広げていましたが、エスパロガロの転倒もあり、その集団の先頭でゴールし、2位となりました。チームの地元ドイツで2年半ぶりの表彰台でした。

Moto2クラスは、このところ予選での速さを見せ、先行逃げ切りでの勝利をつかんでいるイアンノーネがポールポジションから好スタートを決め、またも逃げ切りかと思わせましたが、中盤からなかなかペースが上がらずリードを広げられませんでした。そうこうするうち、スタートでトラブルに巻き込まれて出遅れ、後方から追い上げを見せたエリアスが終盤に追いつき、最後にかわして優勝しました。ポイント争い2位から4位までがノーポイントに終わったため、トップのエリアスとの差が広がりました。
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ロッシ骨折・初の欠場 [MotoGP]

MotoGP 第4戦 イタリアGP 土曜日午前のフリー走行2で、バレンティーノ・ロッシがハイサイドから振り落とされて足首を骨折し、ヘリでフィレンツェ市内の病院に運ばれ、午後緊急手術を受けた。この週末のレースはもとより、この後数戦の欠場が見込まれる。ロッシは、125ccへのデビュー以来、一戦も欠かさず連続出場してきたが、地元のGPでその記録が絶たれることになってしまった。今シーズンは、第1戦のカタールGPの後のモトクロス・トレーニング中に転倒して肩を痛め、それがまだ完治していなかった。それがなければ、今回のハイサイドもなんとか持ちこたえることができたのかもしれない。チャンピオンシップは、ストーナーの2戦ノーポイントとロッシの戦線離脱により、俄然ロレンソが有利になったといえる。しかし、彼へのプレッシャーが高まることは確実で、ペドロサ、ドビジオーゾのホンダ・ファクトリーチーム勢や、ドゥカティのニッキー・ヘイデンにもチャンスがあるかもしれない。
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MotoGP フランスGP (ル・マン) [MotoGP]

先週末開催のMotoGP第3戦フランスGPについて書きます。一部間違いを訂正しました(5/30)。

今回は巨人戦とぶつかって日テレG+での生中継がなかったため、MotoGPのオフィシャルサイトからのライブビデオで観戦しました。英語の実況ですが、まあ、なんとかなります。

125ccは、序盤ポールポジションからテロルがリードし、スタートでやや出遅れたポール・エスパロガロが追いかけるという展開で始まりました。先頭争いはこの2台に絞られ、3位争いを4台が繰り広げました。先頭争いはハードタイヤを選択したポール・エスパロガロの方が好ラップを刻むようになり、終盤に逆転。一度先頭に立ってからは、どんどん差を広げて優勝という結果に。肩の負傷を抱えて中盤までやや不安定な走りだったマルク・マルケスが、終盤ペースを上げて3位争いを征し、またもや表彰台をスペイン勢が独占という結果に。6番手スタートの小山は、7位を競り合ったものの、エステベ・ラバトに及ばず8位でゴール。

Moto2クラスは、スタートで飛び出したデボンがジャンプスタートと判定されたり、序盤から予選上位選手が相次いで転倒・リタイアする中、前戦優勝のトニ・エリアスが安定した走りでほぼ先頭を守り優勝。このレースからスッターのシャーシに乗り換えたフリアン・シモンが終盤追い上げて2位に入り、3位は久々の表彰台のシモーネ・コルシという結果。この週はマシンのセッティングがなかなか決まらず苦労していた富沢は、一度前の車の転倒を避けてコースアウトし、レースに復帰したものの、再度転倒・リタイアしてノーポイントに終わり、エリアスにポイントリーダーの座を明け渡しました。Moto2クラスはエントリー台数が40台を越えていて、しかもエンジンがホンダのワン・メイクということもあり、非常に接戦になっているので、予選である程度のポジションを確保しないと、決勝では他車のクラッシュに巻き込まれる危険があります。

MotoGPクラスは、ポールスタートのロッシが好スタートで序盤をリードしました。その後をストーナー、ペドロサ、ロレンソが追うという序盤でしたが、3周目にストーナーがフロントを失って転倒し、ロレンソとペドロサがロッシを追う展開になりました。ラップタイムはロレンソの方が安定して速く、ロッシの真後ろについて機会をうかがっていました。何度か前に出たものの、ロッシの巧みなコース取りで直後に前に出られてしまうという場面が2度ほどありました。しかし、結局はシケインでロレンソが前に出て、最後には5秒以上の大差でロレンソ優勝となりました。ペドロサは中盤まで3位で先頭を追っていましたが、終盤コーナリングが不安定になりペースを落とし、最後に追い上げてきたドビジオーゾに表彰台を奪われました。最終ラップではコーナーで膨らんだところを、ヘイデンにもかわされ、ペドロサは結局5位フィニッシュ。前戦スタート直後にコースアウトをして一人旅になってしまった青山は、今回は8位争いの集団でバトルを演じました。結局11位だったものの、本人のコメントも満足したものだったように思います。

ところで、このレース、録画放送をスカパー! 日テレG+ HDで録画してみたところ、HDチャンネルであるにもかかわらず、4;3映像の幅にレターボックスの小さい映像の放送になっていました。前の2戦をHD解像度(1080x1280)で見ただけに、これをテレビの設定でフルのサイズに引き伸ばしてみると、解像度の甘さが目立ってしまいました。何かの手違いだったのか、生中継以外は今後もこういう放送になるのか、どこにも情報見つかりません。


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MotoGP スペインGP (ヘレス) [MotoGP]

第2戦スペインGP (ヘレス)の観戦記録です。

結果を見てもいい方はこちら


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MotoGP もてぎ キャンセル [MotoGP]

アイスランドの火山噴火の影響で、日本へのフライトが確保できなくなったためか、今週末に予定されていた日本GPがキャンセルになったとのこと。代わりの日程は10/1~10/3。
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MotoGP 2010開幕 [MotoGP]

MotoGPが開幕しました。スカパー! HDにアップグレードしたため、日テレG+ HDで視聴しました。やはりHD映像は鮮明です。しかも第1戦カタールGPはナイトレースで、照明に浮かび上がるサーキットが美しいです。

以下はネタばれにならないように、続きに書きます。

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MotoGP 2010のエントリ発表 [MotoGP]

2010年の暫定エントリが発表になっている。
MotoGPクラスは、17人
今年から始まるMoto2クラスは、なんと39人もエントリーで、さらに2人増える可能性もあるようだ。
125ccクラスは、27人

Moto2クラスは、4サイクル600ccエンジンということで、800ccのMotoGPクラスを少し小型にしたくらいの感じだろう。ここにこんなに多くのマシンが出走するとなると、予選のクリアラップが取りにくくなって、グリッドの順番が運に左右される場面が多くなりそう。このクラスには、昨年途中でMotoGPのシートを失った高橋裕紀と昨年から250ccクラスに参戦していた、若い富沢祥也の二人の日本人ライダーがいる。彼らがどのような活躍を見せるか楽しみなところ。昨年250ccで上位を占めていたライダーがのきなみMotoGPクラスにステップアップしたので、どういう展開になるやら。



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