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昨夜の銀座ヤマハホールでのコンサート [クラシック]

Twitterにかまけていて、ひさびさのブログ更新です。

昨夜、「3人の名バイオリニストによるヴィルトゥオーソの饗宴」と題したコンサートに行ってきました。徳永二男(Vn)、ジュリアン・ラクリン(Vn)、三浦文彰(Vn)、小森谷裕子(Pf)の顔合わせでした。

終演後、アンコール前に徳永さんが言われていた通り、「3人の」というよりは、「3世代の」名バイオリニストの演奏を聴き比べられるという贅沢な企画でした。

プログラムは、

モーツァルト/2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448(375a)
   徳永二男/三浦文彰(Vn)、小森谷裕子(Pf)

本来2台のピアノで演奏される曲を、2台のバイオリンとピアノでの演奏でした。

ワックスマン/カルメン幻想曲
   三浦文彰(Vn)、小森谷裕子(Pf)

サン=サーンス/序奏とロンド・カプリッチョーソ Op.28
   ジュリアン・ラクリン(Vn)、小森谷裕子(Pf)

ラヴェル/ツィガーヌ
   徳永二男(Vn)、小森谷裕子(Pf)

サラサーテ/ナバーラ Op.33
   ジュリアン・ラクリン/三浦文彰(Vn)、小森谷裕子(Pf)

モシュコフスキ/2つのバイオリンとピアノのための組曲 ト短調 Op.71
   徳永二男/ジュリアン・ラクリン(Vn)、小森谷裕子(Pf)

ヴィヴァルディ/3つのバイオリンの協奏曲 ヘ長調 P.278 RV.551
   徳永二男/ジュリアン・ラクリン/三浦文彰(Vn)、小森谷裕子(Pf)


という構成で、組み合わせを変えての協演を楽しめました。

こうやって直接聞き比べると、ラクリンの演奏の充実振りと、徳永さんの渋い演奏、三浦さんの若さ溢れる演奏とそれぞれはっきりと違いました。ラクリンの演奏は、表情の豊かさ、緩急のメリハリ、ダイナミックレンジの広さなど、別格の素晴らしさでした。

若くしてこういう経験を積んでいる三浦さんが、今後どのように化けていくのか楽しみに見守りたいと思います。


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ポリーニ様講演会語録 [クラシック]

少し前の話題になりますが、10/18に、今来日中のピアニスト、マウリツィオ・ポリーニ氏が、今年の高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した記念に開催された座談会(@サントリーブルーローズ)を聴講する機会を得ました。

その前日10/17のサントリー・ホールでのリサイタルを聞きました。そのプログラムは、ショパン、ドビュッシー、ブーレーズという構成で、古典から現代音楽までの流れを伝えようとするものだったと思います。アンコールは、ドビュッシー、ショパンに戻るという、予め計算された構成かと思わせました。ただ、アンコール最後のショパンのバラード第1番は、アンコールにしては長い曲だなと思いました。演奏のすばらしさについては、言葉にすることはできません。

さて、その翌日に行われた座談会です。私は現代音楽については素人なので、印象に残った発言のみの抜粋です。

この日は、ポリーニ氏が現代音楽について新進の作曲家藤倉大氏と対談すると予告されていたのですが、開始前に、ポリーニ氏の希望で、会場の聴講者からいくつか質問を受けて、それに答える形で始めたいとの旨が伝えられ、質問者を募るところから始まりました。

その質問の中に、前日のリサイタルのアンコールの選曲についてのものがありました。初めからこの構成を考えていたのかという質問に対して、ポリーニ氏の答えは、「アンコール曲は基本的にその場で決めるものだ。特にショパンのバラードについては、最近まったく練習もしておらず、その場で弾こうと思った。」というものでした。
準備もせずにあの演奏だったのかと、感心を通り越えた感想を持ちました。

前日演奏したブーレーズのピアノソナタ第2番に関しては、日本では楽譜の入手が困難で、ポリーニ氏の演奏を聴いて弾いてみたいと思っても、それができない。こうした状況についてどう思うかとの質問がありました。これに対しては、「日本で楽譜の入手が困難なことは知らなかった。ヨーロッパでは容易に入手できるから。でも、今ではインターネットを使えば入手できるでしょう。」との答えでした。

音楽教育に関しては、「古典一辺倒ではなく、若い頃からもっと現代音楽の演奏機会を増やすべきだ。日本の固有の音階は、現代音楽にも通じるところがあるので、日本人の方が親しみを持てるのではないか。」といった発言がありました。

2011年から2012年にかけて計画しているプロジェクトの紹介もあり、次の機会を期待させる対談でした。

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NHK BShi 「みんなのショパン」にYAMAHA CFXも出演してた [クラシック]

10/31 18:45--22:45の枠で放送されたNHK BShi の「みんなのショパン」で使われていたピアノのうち、仲道さんと小曽根さんが演奏したピアノは、YAMAHA CFXでした。テレビの音で、違いが分かるかと言われると、厳しいかもしれませんけれど。
この番組、MotoGPポルトガルグランプリの生中継と重なったため、録画して見たのですが、こちらも生番組ということで、クラシックの番組というより、バラエティー色が強かったです。
まぁ、裾野が広がれば良いのでしょうね。
タグ:YAMAHA CFX
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ショパンコンクール優勝者が選んだピアノ [クラシック]

ヤマハのプレスリリースによると、今年のショパンコンクールで1位になったユリアンナ・アブデーエワさんが使用したピアノは、ヤマハが今年発表して7月から販売を始めたYAMAHA CFXだったそうです。日本メーカーのピアノでは初の快挙だそうです。ジャズ・ピアニストの小曽根真さんもこのピアノをべた褒めして、いまツアー中のコンサートには、タイトルに、ロード・ツー・ショパン~フィーチャリング YAMAHA CFX と名づけて、ピアノと一緒に回っているそうです。その様子は小曽根さんのブログにアップされています。わたしはクラシックから入っているので、ことショパンについては小曽根さんがジャズ風にアレンジ、および即興的に演奏されるのについて行けず、今回のツアーは見送っていますが、いずれまた近いうちにCFXでの生演奏を聞く機会があると期待しています。
タグ:YAMAHA CFX
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辻井 伸行さんのピアノ・リサイタル (ハイビジョン クラシック倶楽部) [クラシック]

1/28朝の放送を録画鑑賞。
去年の11月にNHK教育テレビで放送された、ETV特集も見ていたが、音だけ聞いていたら、視覚がないなんて信じられない演奏。弱い高音のタッチの繊細さが印象的だった。

ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝以来、プラチナチケットになってしまい、なかなか入手できないが、チャンスがあったら生で聞いてみたい。

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松田 理奈 ヴァイオリン リサイタル [クラシック]

昨夜、紀尾井ホールで開催された、松田 理奈のヴァイオリン・リサイタルのチケットが割安に入手できたので、行ってきました。
実は、紀尾井ホールは初めてで、この6月のリサイタルに行く予定があったので、その下見の意味もありました。
名前に気後れしていたのですが、場所を調べたら大学の隣ということで、ちょっと気楽になりました。
松田さんについては最近知ったばかりですが、ニュルンベルク在住で、日本での公演はそんなに多くないようです。
プログラムは、
  イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番と第3番
  ラウェルのヴァイオリン・ソナタ(遺作)とヴァイオリン・ソナタ、それにツィガーヌ
後半のピアノ伴奏は、清水和音さん。
ラヴェルのヴァイオリン・ソナタの第2楽章「ブルース」を聴いていたら、ジャズ色の強い曲で、この伴奏を小曽根真さんがしていたらどうなっただろうなどと思ってしまいました。片や、楽譜を譜面どおりに弾いて、このリズム感を出す人、片や楽譜通りに弾くのが苦手と公言しているジャズ・ピアニスト。
もっとも、ヴァイオリン・ソナタの伴奏なので、あんまり自由に弾くわけにもいかないでしょうけど。

どの曲も初めて聞く曲でしたが、ヴァイオリン(Guadanini)のしっかりした低音の響きを活かした演奏で、ホールの残響の長さとも相まって、なかなか聴き応えがありました。

アンコールは、ラフマニノフのヴォカリーズと、クライスラーのテンポ・ディ・メヌエットでした。いずれもヴァイオリンの響きを活かした演奏でした。
偶然行くことになったリサイタルでしたが、満足度が高かったです。またの機会には是非行ってみたいと思います。

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ベルリンフィル ジルベスターコンサート2009 [クラシック]

昨夜放送された、ベルリンフィル ジルベスターコンサート2009を録画視聴しました。
ドイツの放送局が制作したものに字幕をつけてそのまま放送したようで、例年とはちょっと趣が違いました。
1曲目は、ラン・ランをソリストに迎えての、ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番でしたが、テンポがやや遅めで、ラン・ランのピアノも、ややもったいぶって遅れ気味のタッチが目立ち、緊張感に欠ける感じでした。第2楽章からは、ちょっと眠くなってしました。
2曲目の、チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」第2幕は、バレエ音楽ですから当然とはいえ、乗りもよく楽しんで聞けました。

そうそう、チェレスタってこの音だよなぁと改めて確認してしまいました。

先日観た、「のだめカンタービレ最終楽章 前編」で、千秋が代役で振ることになったル・マルレオケの定期公演のボレロで、急遽ソン・ルイがチェレスタを演奏することになったシーンで、まったく違う音だったので、あれって思ったのでした。

やっぱりジルベスターコンサートは年明け早々に聴きたいものです。この暮れはどうなることやら。

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ウィーンフィル ニューイヤーコンサート 2010 [クラシック]

正月恒例のニューイヤーコンサート。こちらは例年通り生中継で鑑賞しました。
指揮は2008年に続いて2回目のジョルジュ・プレートルさん。85歳と高齢ながら、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの模範と言ってもいいような、楽しげな指揮ぶりでした。
今回は、挿入されるバレエの衣装をVALENTINOが担当していたり、指揮者の頭上の天井近くに設置されたカメラから見下ろす画面があったりと、いろいろ趣向がこらされていました。

第2部の冒頭の曲の途中で中継が途切れていましたが、今日BShiで再放送されるので、そちらは大丈夫でしょう。

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ベルリンフィル ジルベスターコンサート2008 (再放送) [クラシック]

毎年恒例だったベルリンフィルのジルベスターコンサートの生中継だったが、2009年は生中継がなく、1/16に録画放送とのことで、昨夜は代わりに12/28に再放送された2008年のジルベスターコンサートを視聴した。

この年のプログラムは、アメリカン特集ということで、ガーシュインやコープランド、バーバーなとの曲で構成された異色のもの。また、昨年の生中継では、途中で衛星回線の不具合で音声にノイズが載ってしまったといういわく付きだった。その時には、近日中に字幕を入れての再放送が予告されていたが、結局この年末まで再放送されなかった。

サリドマイドによるハンディキャップを持つドイツ人テナー、トーマス・クヴァストホフの歌唱がとても印象的だったが、字幕付きで見ると、そのおかしさが倍増した。

一方、ラテンのリズムとベルリンフィルの組み合わせというのが、ちょっと乗り切れていないかなぁという感じでもあった。

2009年のプログラムは、ラフマニノフとチャイコフスキーというロシアンプログラムでオーソドックスなものになるだろう。
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のだめカンタービレ 前編 [クラシック]

一応、クラシックファンながら、のだめを見始めたのは、2008年の秋にBSフジでドラマバージョンの再放送からでした。その後、アニメの巴里編、DVDレンタルで特番の欧州編、最初のアニメ版と見て、コミックも入手して読み直すというはまりよう。

特番の欧州編の続編として映画化された、最終楽章の前編を、今日見てきました。

映画館で笑い転げてしまうのでないかとちょっと不安でしたが、強烈に笑いを取るという場面はそれほど多くなく(それでも時々笑い声があちこちで漏れていましたが)、わりとシリアスな描写が多く、かなり満足して帰ってきました。

オケの演奏を、映画館のPAの音量で聞くというのも、ちょっと変わった経験でした。

後編は、4月中旬公開とのことで、そちらも楽しみです。


タグ:のだめ
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