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川端裕人さんの企画に応えて 「ペンギン大好き!」 のご紹介 [ペンギン]

今や、NHKでアニメ放送中の「銀河へキックオフ!!」の原作、「銀河のワールドカップ」の著者として有名な、川端裕人さんが、ご自身のブログ「リヴァイアさん、日々のわざ」で所蔵自著贈呈企画を始められました。

もうかなり長い間更新していない私のこのブログですが、少し長くなりそうなので、ここに紹介したいと思います。

私が持っている川端さんのご著書は、2002年8月に発行された、「ペンギン大好き!」です (新潮社サイトで検索しても見つからないのでamazonへのリンク(古書のみ)を貼りました)。もはや新刊としては入手できませんが、ペンギン好きの私としては外せない一冊です。新潮社のとんぼの本ですので、一見すると写真メインの本です。

日本語のタイトルに添えて、英語のサブタイトルが、「Days with Penguins and their wilderness」となっています。本の内容はこちらの方がぴったりです。

登場するペンギンは、フィヨルドランドペンギン、キガシラペンギン、ハネジロペンギン、フンボルトペンギン、マゼランペンギン、キングペンギン、イワトビペンギン、ジェンツーペンギンです。

手に取ると、ふんだんなペンギンの写真に目を奪われて、文章を読むのを忘れてしまいますが、改めて読み直すと、川端さんが野生のペンギン8種に会いに、南半球各地の生息地を旅して感じられた、直接的なペンギン体験 (ペンギンまみれと言うべきか) が詰まっていると感じられます。

本書の発行から10年が経過して、野生のペンギンに関する情報は、書籍の他、TV番組や映画など、さらに豊富に得られるようになっていますが、こういう個人的な体験を読むのは、新鮮さがあります。そして、それぞれのペンギンが置かれている生存環境については、さらに厳しさを増していることでしょう。

巻末の締めの言葉の中で、日本を中心とするフォークランド諸島周辺での過剰漁獲が、ペンギンの個体数減少に影響していたという説が紹介されています。10年後の今年、ウナギやクロマグロの絶滅危惧種登録が話題に上り、海洋生態系の保護という観点では、ほとんど学習されていないことに気づかされます。この10年で世界人口は10億人弱増加して70億人を越えたと言われます。人口爆発のもたらす危機の指標としてのペンギンという見方は、悲しいものではありますが、受け入れざるをえません。

人類に、この危機を克服する英知が備わっているのか、おぼつかない限りですが、各地のペンギン研究を見守りたいと思います。

最後、本の紹介からちょっと外れてしまいましたが、ご了承ください。
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